先日、ニスパコースにて「池の清掃」を実施いたしました。
数年間にたまった、泥や落葉を大型バキュームカーを使用し、キレイに除去する作業です。

コースにおいての「池」は、景観、美観にとって、重要な役割をもっており、
そのホールの戦略性にとっても、大きな役目をはたしております。
お客様方の視覚を愉しませながら、その半面でプレーに対してプレッシャーを与える大切なパーツとして、
我々は大事に管理していきたいと考えます。

コース管理において、最も重要なポイントは、「水管理」です。

北海道は冷涼なイメージがありますが、芝は水分を必要としています。
乾燥が続くと水分不足により、芝が衰退し、逆に水分過多でも、根の呼吸が不十分にになりやはり衰退します。

常に芝の状態、土壌の状態を監視しながら、散水のタイミングを考え作業にあたるのです。

5月は成長がいちじるしい時期であり、伸びるために芝も水分を欲しがる時期です。
気温は低くとも、「散水」は書くことのできない作業なのです。

現在、当コースでは、グリーンエアレーションを行っております。
お客様にとっては、パッティングクオリティの悪いグリーンとなってしまいますが、
年間を乗り切るとても重要な作業です。

ひとつ大きな意味合いとしましては、土壌中に蓄積される不要有機物を取り除く働きがあります。
この不要有機物が蓄積され続けると、芝の病気の原因となるほか、水を通しずらくしたり、害虫の住家ともなってしまいます。
更に、グリーン表面はやわらかくなり、ボールの転がりがおそくなり、
よいグリーンコンディションの提供が非常に困難になってしまいます。

春期、秋期の一時的な期間、お客様方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、
再度来場された際には、グリーンの違いに気付いていただけると思います。
ご協力よろしくお願いいたします。