我々は日々、コースメンテナンスを行っていく上で、たくさんの特殊な作業機械を使っております。
芝生を刈込むための機械、砂をまく機械、グリーンを転圧するローラー、穴あけをする機会などなど、
日常生活では、見ることのないようなものがたくさん活躍しています。

ゴルフ場という広い面積を管理するため、機械力をなくしては、仕事になりません。
ですから、毎回使用する度に、十分な機械のメンテナンスも実施しています。
作業後は、キレイに洗車をし、異常はないかをチェックしていきます。
お客様の目につく所での作業もありますので、ピカピカの機械にしておくように、心がけています。

芝を刈るマシンに関しては、刃物となりますので、常に切れ味のよい状態を保ち続けるために、
細かなメンテナンスをかかせません。

「事故・ケガ」をしないよう、機械の異常・故障には細心の注意を払い、
良好な状態で長く使用していく事を心がけ、作業機械を扱っていきたいと思います。
来場されたお客様方も、少し作業機械などに目を向けてくださいますと見たことがないようなマシンが、走っていて、
興味を持っていただけるかもしれません。

最近では本格的な「秋」の気候になってきました。気温も下がり朝晩は少し肌寒くも感じます。
コース内の芝生も夏の高温や長雨といった非常に過ごし難い環境から解放され、養分の吸収や貯蔵など、
冬に向けてラストスパートをかけ始めております。

白く新しい根を出し、新芽もどんどん出てきているこの時期に「フェアウェイ目砂」を行っております。
目砂とは芝生に均一に砂を散布する作業ですが、その役割は非常に重要です。
芝の茎に砂が入る事を防ぐ他、刈込みによって地面に落ちた刈カスを砂で覆うことによって、
土壌微生物が分解して、有機窒素にし、芝にとって栄養となるなど、まだまだ多数の働きを持っています。

「フェアウェイ」は面積も広大で、なかなかすぐに作業を行えるスペースではない為、年間に春と秋の2回は、
このような有効な作業をしっかりとこなし、よりよいコンディションを作りあげていきたいです。
ディボット目砂も、同様に大きな役割を果たしております。
この場を借りて、皆様にも目砂のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

9/16（火）当コースでは台風の影響によって、多くの雨が降りました。
その2日前より雨が降っており、コース内でもいたる所で、水分過多により、
わだちなどが出来ている箇所があります。

お客様の安全を考え、ご迷惑をおかけしておりますが、ローピングによる誘導などで、
危険個所を回避するなどして、対応いたしております。

どのような気象状況でも、すぐに立て直し、お客様に楽しんでいただけるコース作りを
していくことが課題と強く感じております。

良い天候状態の時はもちろんの事、悪天候下でも、お客様に楽しんでお帰りいただける
コンディション・クオリティを提供していけるコースに出来るよう、これから一層努力させていただきます。

最近いなっていよいよ秋を感じる季節になってきました。
昨年は残暑が続き、9月中旬まで熱い日々が続いておりましたが、
今年は気温も少し下がり過ごしやすい時期となっております。

芝生も暑い夏には、人間で言う「夏バテ」の状態となり、
活性が下がり、元気のない状態が続きますが、秋の心地良い気温になってくると、
また、元気よく成長を始めます。

つい1週間前まで長雨が続き、コースにも雨の悪影響が出てしまったところもありますが、今は精一杯修復を進め、
芝生の元気な時期に、よりよいコースコンディションをつくっていきたいと思います。

雨によるダメージの回復作業に当コースではキャディーさん達も多大な協力をしてくれます。とても助かりますし、
なにより、コースを倶楽部全員で守っていくという姿勢に、コース維持管理を任されている自分からすると、
さらに良い物を作りたいと強い気持ちが生まれます。
どんな時にも、どんな状況でも、お客様方によりよいコースを提供したいというのが、ニドムクラシックコースの志です。

今のこの心地良い気温の時期に是非、
当コースで気持ち良いゴルフプレーを楽しんでいただきたいと思っております。

現在も続く当コース地域の長雨は、プレーされるお客様にもコース維持管理をするわれわれコース課にも、
非常に厳しい状況をつくっております。
秋晴れを心待ちにしながら、今はコース内の維持に全力で取り組んであります。

この時期になって来ると、来季の春の状態を左右する作業が増えてきます。
雪解けがスムーズに進むように排水を促す作業や夏を耐え抜き体力を消耗した芝生の、
厳しい冬へ向けての体力回復と貯蔵、さらには、乾燥害を受け難い気温となってきた今、
春と夏を経過し、芝生がうすくなってしまった箇所の補修張替え作業など、たくさんのメニューが出てきます。

この作業を出来る限り、良好に進めることで、来期は更に良いコースコンディションを
当コースを利用されるお客様方に提供していきたいと考えます。