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Blog グリーンキーパーブログ

2014.06.25 作業機械の維持管理

長く続いた雨が止み、天候が良くなってきました。
芝の伸びがますます旺盛となり、刈込作業に追われています。

近頃は使用頻度が非常に高くなっており、故障する機械がしばしば出てしまいます。
そのような状況下で、日々の機械メンテナンスが重要となってきます。

常に機械整備士が、各機械の修理、点検、整備を行いながら1年間作業機械を維持していくのですが、
老朽化と主に避けられない金属疲労、更には使用毎に消耗する消耗部品などは交換しながら、
作業に遅れを出さぬよう、気を付けております。

機械を正常に維持していくために、私が一番大事に思っている事は、使用するスタッフが常にキレイに使うという事です。

決して雑には扱わず、キレイに洗浄する事をスタッフ達にも常にお願いしています。
広大な芝生を敷地メンテナンスしていかなければならないので、どうしてもお客様のプレーの最中にも、
作業をしなければなりません。

作業中、お客さんが見られても「キレイ」に見えるピカピカな機械で不快感の無い機械維持をしています。

プレーされているお客様と近づいて作業しなければいけない時などは、アクセルを緩め、
エンジンを切るなど、出来る限りご迷惑にならないように努めます。

これからも「ニドムクラシックコース」を宜しくお願い致します。

2014.06.18 グリーン肥料設計

当コースでは今もジメジメとした雨模様が続いております。
芝は元気に成長しておりますが、刈込の作業が大変で毎日朝から晩まで機械をフル稼働しております。
雨が続くとグリーンが柔らかくなり、パッティングスピードが低下するという事が起こります。

そこで、グリーンのスピードをいつも平均的にしたく、色々な策に取り組んでおります。

1つはグリーン目砂作業。
きっちり砂を芝生の地際部分に入れる事で、いつも一定の方さで保ちたいと考えております。

2つ目に肥料の事です。
液体ですと、芝の葉にくっついて葉から吸収をさせるので必要な分を各週にに分け、調整しながら管理が出来ます。
与えすぎると人間同様太った葉となり、ボールと接する表面積が増え、
ボールの転がりに摩擦が生じ、遅いグリーンとなってしまいます。

また朝に刈込をしても、伸びが速く、昼からのプレーの際には芝生が伸び、ボールの転がりが遅くなってしまいます。
このような理由から液体肥料を使用した管理を行い、ブレの少ないグリーンを作ろうと思っております。

ここで問題になるのは、雨の日は肥料散布が出来ないという点です。
最近の雨に悩まされながらも、タイミングを計りながら肥料を与えていきたいと思います。

2014.06.11 雨

最近まで長い間雨が降らず、当コースでもコースの散水に全員で取り組んでおりました。
芝生も旺盛に伸びる時期の為、両方の作業を一生懸命に取り組んできました。
やっと6月9日に雨が降り、作業員が散水するよりもはるかに芝が元気に青く育ち、自然の力を改めて実感しています。

本日も雨が降り、コースの水分補給には最高なのですが、その一方で刈込作業が難しくなっています。
刈込機械の運転者達が最新の注意を払い、水でタイヤがスリップする箇所などを、
うまくかわしながら芝刈り作業を進めてくれております。

雨のおかげで芝生が元気になり、良く伸びますが、雨のせいで刈込作業が難しくなる。
なかなか単純にはいかない仕事だと今更ながらに思ってしまいます。

雨が多くなっても水が溜まらないようにする「排水工事」や
芝生表面が滑りやすくなるのを防ぐための「目砂作業」を少しずつですが1年を通して行っております。

一気にはいきませんが、いずれお客様のプレーも良好に進み、満足していただけるような状態を作り、
それに並行してコースメンテナンスをしやすいコースに仕上げていきます。
理想実現に向け、これからも色々計画し、実行・実現していきます。

北海道はまだ涼しく、ゴルフには最高の時期です。
たくさんのお客様のご来場をお待ちしております。

2014.06.04 目砂

芝の面に砂をまき、すり込みをする作業を目砂といい、これがとても重要な作業になります。
古くなり枯れた葉などが、地際部に存在するのですが、
これに砂でふたをする事で、分解を促進することができます。

砂を撒くことで表面が固くしまった状態となり、パッティングクオリティを向上する事が出来ます。
その他にも新芽の出芽や、表面排水を促進するなど、
一度の作業で多数のメリットを生み出す大切な作業です。

ですがデメリットもやはりあります。

砂が熱を吸収し、芝生の表面を極度の乾燥状態にしてしまいます。
乾燥を防ぐ為にも十分にすり込みをして、葉の間に砂を落とし込むのですが、
その後もまめな散水などのメンテナンスが必要となります。

もう一点はプレーヤーのボールに砂がついてしまう事です。
これらに十分注意をしながら、日々作業を行っております。

当コースでは近日中にもFWに目砂の実施を考えております。
ですが、ここ数日は雨も降らず暑い日が続いたため、少し様子をみている状態です。
より良いアフターフォローを考え、なんとしてもFWにもクオリティ向上のため、目砂作業をしようと思います。
天候などを注視し、より良いコース作りを目指して様々な困難をクリアしていこうと考えます。