先日、会社主催の「従業員コンペ」に参加しました。
朝、霜の降りる気温の中でしたが、楽しくプレーさせて頂きました。

この時期になると、グリーンやバンカー等が凍り、固くなるなど、
満足して頂けるコース状態ではないのではないかと、毎朝管理作業をしながら心配していましたが
今回プレーする機会をもらい、実際にプレーヤとしてコースを回ってみると、
そこまで懸念するような状態でもない事に今更ながら気づきました。

コースに毎日いても、プレーヤー目線とはかなりかけ離れた目線である事に改めて気づき、
今後は出来る限り、プレーヤー目線に近い見方を心がけて、来場いただくお客様方の満足度を
上げていきたいと考えております。

私はいつもよりよい芝のコンディションを求め、仕事にあたっていますが
それだけではなく、「ベンチをきれいに拭いておく」や「灰皿の位置を使用しやすいところへ設置する」など、
プレーされる方々に過ごしやすい空間や状態を提供する事も、満足頂く大きな要素だと実感しております。

コースにおいて「芝生」だけではなく、コースに関する物すべてに管理を行き届かせていきたいと考えます。

11月4日（火）に朝から初雪が降りました。
午前4：30頃から降り始め、一時強く降る場面もありました。
コースに出てみると最初はうっすらだったのですが、5分ほどで一面真っ白になりました。

気温はそこまで低くなく、午前8：30頃にはすべて解けて芝生が出ましたので、
お客様のスタートには影響はありませんでしたが、今年ももう少しで冬が来ると実感しました。

積雪前に、北海道のゴルフ場では必ず行う作業があります。
日本全国の降雪のある地域で発生する芝生病害「雪腐病」の防除作業です。
芝生にきっちり薬剤を散布し、雨などによって流れ落ちてしまう前に雪が積もるという形が一番望ましく、
毎年のように過去の降雪データや気温をチェックしながら、ベストタイミングを計っています。

以前に一度だけ、防除を行った翌日に雪が降り、根雪となったベストタイミングを掴むことが出来ましたが
これは本当に稀で、今年も毎日、いつから散布作業を始めるべきかを考察しています。

当コースの地域は降ったりとけたりを何度か繰り返し、年末近くまでは根雪とならない事が多いので
その点も加味しながら、今年も散布作業日程を決定したいと思います。