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Blog グリーンキーパーブログ

2014.07.24 夕日のコース

今日は朝から雨天でした。
ここしばらく、まとまった雨がなく、非常に苦しい状況だった為、ひとまずは安心しましたが、
土壌の浸透深度は1~1.5mとまだまだ雨がほしいところです。

芝生表面が湿った事で、上からの水の浸透性は増したので、
明日から散水による水分補給を予定しております。

15時過ぎには雨も上がり、いつもは散水作業をしておりますが
雨のおかげでいつもとは違う作業にあたっておりました。

その折、18事半頃でしょうか。
夕日がコースを照らし、いつも見ているコースがとてもきれいに見えました。
西日で見るコースはとてもキレイに見えるものです。
しかしその反面、陰影も出る為、刈込跡が波打っていたり、
少し陥没している所をはっきりと確認する事が出来たりと、次の課題も浮き彫りにしてくれます。

近頃は日が暮れるのが段々と早くなってきました。
今年もまた雪が積もる前に出来る限りの事をこなせるよう再計画を立て、
今が折り返し地点と考え、効率良くやっていこうと思っております。

2014.07.16 散水

先週このページで雨が降ったお話をさせてもらいましたが、現在は晴天となり、雨の水分ももう蒸発してしまいました。
コース中が乾燥で、スタッフみんなで「散水」頑張っています。

お客様がプレーされる前の朝作業と、プレー終了後の夕作業で「散水」を行っておりますが、まだまだ足りない気がします。
害虫に被害を受けた箇所などは、より乾燥が早く水を欠く事が出来ません。

乾燥の害を少しでも防ぐために「刈込作業」の際の刈込にも注意します。
普段より少し長めにカットするなどして、高温乾燥時は凌ぎます。
午後2:00頃が1日の中で1番気温が高くなるので、その時間帯はお客様の合間を見て、サッと散水したりもします。
少しの散水でも芝生の表面温度が上がり、乾燥害を回避する効果があります。

一度、乾燥の害にあうと「ドライスポット」と言い、なかなか水が浸透しない状態になってしまい、
回復に時間がかかる為、出来る限りそのような状態になる前に、水分をい与えていける様、
全ホールを細かく観察して回り、状態の度合いで優先順位をつけ、作業していくよう心掛けております。

2014.07.10 雨

やっと当コースにも念願の雨が降りました。

約2週間、雨が降らず連日の散水作業に追われる毎日でした。
雨が降らず、コガネムシの被害が多発し、芝生が食害を受け、
より乾燥しやすい状況が続いていたので、苦しい日々でした。

しかし雨が降り出したのと同時に、当コースの45ホールの殺虫剤散布も終了し、少し安心している所です。
この雨を効率よく土壌へ染み渡らせる為、現在は「浸透剤」の散布作業を実施中です。

1日程度の雨では、土壌へはそれほど浸透しません。
そこで補助として浸透剤を使用する事で、より多くの水分を土壌に取り込めます。

散水作業ではどうしてもコース全体に水を与える事は出来ませんが、
自然の雨は全てのエリアを潤してくれます。
自然の偉大さを本当に実感します。

初夏を迎え、本格的な夏を迎えようとしております。
夜の気温も上がり、雨で湿潤になると、今度は芝生の病害が発生しやすい環境となります。
この雨が止むと同時に、コースを隈なくチェックし病害への対応を進めてまいります。

2014.07.03 散水作業

最近はまとまった雨が降っておらず、コースの芝生が所々で乾燥状態になってきました。
連日、散水作業を行っておりますが、蒸発率が上回っては繰り返しの作業です。

少し前までは芝生の成長力が強く、刈込作業に追われる毎日でしたが、
今は十分な水分量ではない為、芝の伸びは少しゆっくりとなっております。
自然相手の仕事の為、その時の状況によって良い点、悪い点を考えますが、
どのような状況下でもあまりブレの無いコース提供を出来る様、コース全体をメンテナンスしていく事が目標です。

乾燥に強い芝作り、土壌整備、大雨でも排水を良好に出来る地作、
経年劣化に打ち勝つ芝の更新作業(若作り)等、すべき項目が山ほどあります。

私一人ではクリア出来る数に限りはあると思いますが、
スタッフ全員の力で徐々にですが目標達成をしていけると信じております。

今の目標を達成し、また新たな高い目標を設定しながらコースも進歩していけたらと思います。
いくら散水しても1回の雨にはかないませんが辛い芝生の状況ですが少しでも潤してあげたいです。